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浮遊するZEN コンセプトモデル ver1

​1つの高さの上ある生活のすべて

台所、食卓、居間、玄関、寝室に風呂、洗面とすべての高さがある1つの高さに集約されている住宅の提案です。


一般的な住宅は床の高さが一定で、台所や食卓、椅子の高さなど家具的で床の上にのってくるものの高さがそれぞれの用途によって変わってくるものですが、この住宅では床の高さが一定ではなく場所ごとに変化し、家具的なものの高さの方が一定です。


そうすることによって使用場面に合わせて微妙に空間の高さが変化する場所になります。ご近所さんと床に座ってゆっくり話をしたい玄関部分は天井が低く落ち着く天井の高さに、低めの座位でのんびり過ごす居間部分は少し天井高が高くなって開放的な居場所に、 立ち仕事で調理し、高めの座位で食事をとる台所部分は高天井となることでゆったりとした気持ちで食事ができます。 場所の機能と人の行為、天井の高さがリンクした空間は、使用用途に則した合理的な場所でありながら使用者に快適で感情的な場所でありえるという、一見矛盾する要素が同居した居場所となります。


“浮遊するZEN”のコンセプトモデルは、空間の高さの微差=変化を生活の中に組み込むことで生活シーンごとに効果的で豊かな空間 スケールの変化を提案する1つの可能性を示すものです。
空間スケールや素材、色彩、経年変化など人を取り巻くものは多種多様ですがそれらを合理的で画一的にまとめてしまわず変化や微さを楽しむことで見えてくる豊かさを考える必要があると思います。

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